こんなお悩みありませんか?
- 眠れない、眠った感じがしない
- 朝早く目が覚める、または寝すぎてしまう
- 身体がだるい、疲れやすい
- 食欲がない、または食べすぎてしまう
- 頭痛や肩こりが続いている
- 便秘や下痢を繰り返している
- 生理前のイライラや落ち込みがつらい
- 検査では異常がないが体調が良くない
- 突然理由もなく動悸や息苦しさを繰り返す
- 更年期による悩みがある
上記の中で当てはまる悩みはありませんか?当院はオンライン相談も実施しており、
お気軽にご相談いただくことができます。まずはお問い合わせください。
disorder of the body
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睡眠に何らかの問題がある状態をいい、最も多いとされているのが不眠症です。入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、熟睡障害により、必要な睡眠時間が十分に取れず、睡眠の質が低下することで、日中の眠気や疲労、集中力の低下、気分変調などが起こります。睡眠障害の治療では、まず生活習慣や睡眠環境を整えることが大切になります。起床時刻を一定にして生活リズムを整え、日中は適度に活動的に過ごし、カフェイン、喫煙、アルコールはできるだけ控えるのがよいとされています。就寝の1時間半ほど前にぬるめのお風呂で体を温めることも有効です。就寝する部屋は快適な温度と湿度を保ち、できるだけ外の音を遮断し、照明もできるだけ暗くしましょう。生活習慣や環境を整えても改善しない場合は、睡眠薬などの薬物治療を行います。また、睡眠時無呼吸症候群を疑う場合は、睡眠薬の種類によっては睡眠時無呼吸症候群の症状が悪化してしまう可能性があるため、終夜睡眠ポリグラフィー検査が可能な医療機関と連携しながら治療を行います。
夜眠ろうとベッドに入ったときや、新幹線や飛行機、あるいは映画館などでじっと座っているときに、脚の内側から不快感が起こり、脚を動かすと和らぐという特徴があります。脳内の神経伝達物質であるドーパミンがうまく働かなくなることによって、症状があらわれると考えられています。症状が軽い場合は、生活習慣の改善で良くなる場合もあります。女性は月経により鉄分不足になることがあるので、鉄剤の処方により症状が改善することも多いです。生活習慣の改善とともに抗てんかん薬(クロナゼパム)やドーパミン受容体作動薬など適切な薬物治療を行うことで、症状の改善が期待できます。
過敏性腸症候群は、症状の原因となるような炎症や潰瘍がないにも関わらず、おなかの調子が悪く痛みが続いたり、便秘や下痢などの症状が続く病気です。通勤電車に乗れないなど社会生活に支障をきたす場合もあります。原因ははっきりとはわかっていませんが、ストレスが加わることでストレスホルモン(コルチゾール)が放出され、その刺激で症状があらわれるといわれています。これが繰り返されるうちに、腸が刺激に対して過敏になり、ほんの少しの痛みや動きから脳のストレス反応を引き出すようになり、症状が強化されるという悪循環になってしまいます。心療内科を訪れる過敏性腸症候群の患者さんは、すでに消化器内科でもらった治療薬を飲んでいることが多いのですが、ライフスタイルや考え方のくせがそのままでは、同じことを繰り返してしまいます。お薬を適切に調整したうえで、いったん症状を受け入れ、病気と上手くつきあっていく方法を考えていくことが効果的です。
多くの女性が感じる生理前のさまざまな不調を月経前症候群(PMS)といいますが、こころの不調が際立って強く生活に支障をきたす場合は月経前不快気分障害(PMDD)と診断されます。PMSと同じく、PMDDの症状も生理の数日~2週間前頃から始まり、生理が始まると数日でほぼ症状がなくなります。感情の不安定さ、怒り、抑うつ、不安や緊張など、さまざまな症状があらわれます。うつ病やパニック症の治療でも用いられる選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)による治療が有効といわれています。
自覚症状に見合う身体的な異常や検査結果がないにもかかわらず、痛みや吐き気、めまいや頭痛、体のしびれなどのさまざまな体の不調が続き、仕事や学校、家庭など生活に支障が出てしまう病気です。症状は体のさまざまな場所に生じ、しばしば変化します。症状を身体的に説明する原因がないことをなかなか受け入れられず、医療機関を転々としてしまうことで、適切な治療を受けるまで長い時間がかかることもあります。抗うつ薬(SSRIなど)や抗不安薬が有効な場合があります。痛みが強い方にはセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)というタイプの抗うつ薬が有効な場合があります。これらの治療で効果が不十分な場合は、認知行動療法などの心理療法の併用をおすすめすることがあります。
突然理由もなく、動悸、めまい、窒息感、発汗、手足の震えといった発作(パニック発作)を起こし、そのために生活に支障があらわれます。この発作は、死んでしまうのではないかと思うほど強く、自分ではコントロールできないと感じます。発作がまた起きるのではないかという不安から、発作が起きた場所を避けたり、外出できなくなることもあります。突然の発作があって、救急車で病院に運び込まれたけれど検査しても異常がないからと、内科や救急の先生からの勧めで受診するケースもあります。治療には抗うつ薬(SSRIなど)や抗不安薬などを用いた薬物療法や、認知行動療法などの心理療法が有効です。
更年期になると女性ホルモンの分泌が低下することにより、様々なこころや体の変化を引き起こすことが知られています。それに加えて、この時期の女性は人生の節目を迎えており、親の介護、子どもの自立、閉経や容貌の衰え、健康の問題など、さまざまな変化を経験します。これらの変化による葛藤や喪失感からうつや不安を感じることがあります。最近では、男性の更年期も広く認知されてきています。当院では、必要に応じて漢方薬や抗うつ薬などの薬物療法や心理療法をはじめ、男性・女性ホルモンの血液検査を受けていただくことが可能です。ホルモン補充療法などを検討される場合は、婦人科や泌尿器科などの専門医へのご紹介いたします。
その他にも、体の症状があらわれるこころの病気はさまざまです。どうぞお気軽にご相談ください。