思考と行動に悩みのある方|名古屋伏見こころクリニック

思考と行動に悩みのある方

A thought and behavior

思考と行動に悩みのある方

こんなお悩みありませんか?

  • 会社や学校に行けなくなった
  • 家事ができなくなった
  • 人前に出ると過度に緊張してしまう
  • 漠然とした不安や心配が続いている
  • 車、電車、バスなどを避けるようになった
  • 嫌な考えやイメージが頭から離れない
  • 不注意でミスが多い
  • 忘れ物や遅刻が多い
  • なかなか仕事が続かない
  • 思考力や集中力、判断力が低下している

上記の中で当てはまる悩みはありませんか?当院はオンライン相談も実施しており、
お気軽にご相談いただくことができます。まずはお問い合わせください。

考えられる病気

社交不安症/社交不安障害

人前で注目が集まるような状況で「失敗したらどうしよう」「恥をかいたらどうしよう」と強い恐怖や不安を感じ、場合によってはそのような状況を避けるようになります。そのため、学校や仕事、さらには結婚などの社会生活に大きな問題を抱えることがあります。以前は対人恐怖やあがり症などと呼ばれていましたが、単なる性格の問題ではなく、治療が可能であること知ることがまず大切です。治療には抗うつ薬(SSRIなど)や抗不安薬などを用いた薬物療法や、認知行動療法などの心理療法が有効です。

強迫症/強迫性障害

強迫症/強迫性障害イメージ

自分でもつまらないことだとわかっていても、そのことが頭から離れず、わかっていながら何度も同じ確認を繰り返すことで、次第に生活に支障が出てしまいます。たとえば、次のような症状です。汚れや汚染の恐怖から過剰に手洗い、入浴、洗濯をくりかえす。ドアノブや手すりなど不潔だと感じるものを恐れてさわれない。戸締まり、ガス栓、電気器具のスイッチを過剰に確認する。自分の決めた手順でものごとを行わないと、恐ろしいことが起きるという不安から、どんなときも同じ方法で仕事や家事をしなくてはならない。不吉な数字・幸運な数字に、縁起をかつぐというレベルを超えてこだわる。物の配置に一定のこだわりがあり、必ずそうなっていないと不安になる。少し神経質なだけなのか、行き過ぎているのか判断が難しいと思いますが、生活に支障がでている場合はご相談ください。治療には抗うつ薬(SSRIなど)や抗精神病薬などを用いた薬物療法や、認知行動療法などの心理療法が有効です。

広場恐怖症

自分ではコントロールできない症状や状況が起きた時にすぐに逃げることができない状況や場所にいることに、強い不安や恐怖を感じて、そのような状況や場所を避けるようになる病気です。たとえば、車、電車、バスなどの公共交通機関や、エレベーターやトンネルなどの囲まれた場所を避けるようになったり、一人で外出することができなくなる場合もあります。治療には抗うつ薬(SSRIなど)や抗不安薬などを用いた薬物療法や、認知行動療法などの心理療法が有効です。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)

危うく死んでしまう、重症を負う、性的暴力を受けるなどの出来事に直面したのちに、自分の意志とは関係なく、フラッシュバックのようにその記憶を思い出したり悪夢を見たりすることが続き、不安や緊張が高まったり、つらさのあまり現実感がなくなったりする状態です。治療には抗うつ薬(SSRIなど)や抗不安薬などを用いた薬物療法や、認知行動療法などの心理療法が有効です。

大人の発達障害(神経発達症)

発達障害は生まれつきの脳機能の特性ですが、人によって症状の程度に幅があり、軽い場合は大人になるまで気づかれないことがあります。とはいっても、うまく周囲になじめないなど、子どもの頃から何らかの生きづらさを感じてきたという方も少なくありません。発達障害のある人は、うつや不安などのこころの病気や引きこもりなどになりやすいともいわれており、それらは二次障害とよばれています。二次障害がある場合は、まずその症状の治療を行います。注意欠如多動症(ADHD)には不注意、衝動性、多動性の症状を緩和するお薬があります。当院では患者さんの状態や求めるものに合わせて使い分けています。治療の目標は、生きづらさを軽減し、得意や不得意を理解したうえで、自分をうまく生かす方法を見つけていくことになります。

統合失調症

統合失調症イメージ

脳のさまざまな働きをまとめることが難しくなる病気で、幻覚や妄想が特徴的な症状です。幻覚は実際にはないものをあるように感じる知覚の異常です。よくみられるのが幻聴で、その声は自分に対する悪口や噂であったり、何かの命令であったりします。ときにはテレパシーや電波などの形で感じることもあります。妄想は非現実的なことやあり得ないことなどを信じ込むことです。嫌がらせをされているという被害妄想や、インターネットやテレビが自分に関する情報を流しているという関係妄想などがあります。周囲から見ると「独り言を言う」「嫌がらせをされたなどの被害を訴える」「話がまとまらず支離滅裂になる」「部屋にこもることが増えた」などがサインとしてあらわれます。本人には現実味があり、それが病気の症状だとは気づきにくいのが特徴です。治療には抗精神病薬による薬物療法が有効です。早く治療を開始するほど、回復も早いといわれていますので、ご家族や周囲の方がサインに気づいたときには、早めにご相談ください。

認知症

脳の病気や障害などさまざまな原因により、認知機能が低下し、日常生活の全般にわたって支障が出ている状態をいいます。アルツハイマー型認知症は、認知症の中で最も多く、脳神経が変性し脳の一部が萎縮していく過程で生じてきます。もの忘れで発症することが多く、ゆっくりと進行します。次に多いのは、脳血管障害(脳梗塞や脳出血など)による血管性認知症です。障害を受けた脳の部位により症状が異なります。ゆっくり進行することもあれば、急速に進むケースもあります。現実にはないものが見える幻視や、手足が震えたり、歩幅が小刻みになったりする症状が現れる、レビー小体型認知症などもあります。認知症ではなさそうだと思っても、以前よりもの忘れが増えていたり、もの忘れの頻度が同年齢の人と比べて少し多いかなと感じたら、念のためにご相談ください。早期発見・早期対応につながります。

その他にも、思考と行動に症状があらわれるこころの病気はさまざまです。どうぞお気軽にご相談ください。