2.休職中の復職支援カウンセリング
名古屋市内では集団リワークプログラムを行う医療機関もありますが、当院では個別セッションに特化しています。一人ひとりの状態や職場環境に合わせて、オーダーメイドで支援を行います。「集団では話しづらい」「自分の職場事情に合わせて具体的に相談したい」という方に適した支援体制です。
・復職に対する不安の整理
・ふりかえりと再発予防プランの作成
・職場ストレスへの対処スキル習得 など
3.発達特性(ASD・ADHD傾向)への心理支援
発達特性による、職場でのミスの繰り返し、対人関係のすれ違い、強い自己否定感などに対し、評価と心理支援を行っています。必要に応じて、医師の診察と併行しながら進めます。
・認知のクセの理解と整理
・環境調整の具体的提案(トリセツ)
・ストレス対処スキルの習得 など
4.トラウマに対する心理支援(PTSD・複雑性トラウマなど)
強い恐怖体験や長期的な心理的ストレス体験のあとに、現在の生活へ影響が続くことがあります。フラッシュバック、悪夢、強い回避、過覚醒(常に緊張している状態)、些細な刺激への過敏反応などが代表的です。トラウマ反応は「弱さ」ではなく、危険から身を守ろうとする心身の自然な反応です。しかし、回避が続くことで生活範囲が狭まり、抑うつや自己否定感が強まる悪循環が生じることがあります。トラウマ支援は、急がず、安全を最優先に進めます。薬物療法が必要な場合は併用しながら、心理的アプローチを統合的に提供します。
① 安定化と安全の確保
・睡眠の安定
・感情調整スキルの習得
・身体反応への対処(呼吸法・グラウンディングなど)
※いきなりつらい体験を詳細に扱うことはありません。まずは現在の生活を安定させることを優先します。
② 体験の整理(準備が整った段階で)
・断片化した記憶の整理
・意味づけの再検討
・過去と現在を区別できるようにする
③ 再発予防と生活の再構築
・回避行動を段階的に減らす
・対人関係や社会生活の再建
・自己評価の回復 など
◎当院の心理カウンセリングの特徴
1.医師と心理士が密に連携
心理士によるカウンセリングは、必要に応じて医師と情報共有を行いながら進めます。医療機関だからこそ可能な「診察と心理支援の一体運用」が特徴です。
・症状の医学的評価
・薬物療法とのバランス調整
・診断に基づいた治療方針の統一
2.すべて個別セッション形式
当院では、集団リワークやグループ療法は行っておらず、すべて個別セッションで実施しています。一人ひとりの背景に合わせた、オーダーメイドの心理支援を行います。
・周囲を気にせず相談できる
・職場や家庭の事情に合わせた具体的支援が可能
・ペースや課題設定を個別に調整できる
3.診断・薬物療法と心理カウンセリングを統合
うつ病、不安障害(強迫性障害、パニック障害、社交不安障害など)、発達特性などに対し、医学的診断、必要に応じた薬物療法、認知行動療法を中心とした心理支援を統合的に提供しています。心理カウンセリングのみを切り離して行うのではなく、症状・生活・職場環境を総合的に評価したうえで支援します。

