精神科医になるということ|ブログ|名古屋伏見こころクリニック

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精神科医になるということ

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「なぜ精神科医になったのですか」と聞かれることがあります。

 

私自身、人生の中で苦しさを感じた時期がありました。努力しても報われないこと。

理解されないと感じること。自分を責め続けてしまうこと。

先が見えず、この苦しさはいつまで続くのだろうと感じたこともありました。

 

そんな経験をしたからこそ、心の苦しさを抱える人の力になりたいと思い、精神科医になりました。

 

精神科の診療では、同じ病名であっても、苦しみ方や回復までの道のりは一人ひとり異なります。

病名だけを見るのではなく、その方がどのような人生を歩み、何に悩み、何を大切にして生きてこられたのか。

その方を理解し、その方にとって最も適した治療を一緒に考えることを、大切にしています。

 

人は誰一人として、同じ人生を歩んできた方はいません。

目の前の患者さんとの出会いは、一期一会のご縁だと考えています。

それぞれに歩んできた人生があり、それぞれに悩みや大切にしているものがあります。

だからこそ、その方らしい人生を歩んでいけるよう、ともに考え、寄り添いたいと思っています。

 

医療に完璧はありません。

だからこそ、日々学び、診療を振り返り、より良い医療を届けられるよう努めています。

 

精神科医は、患者さんの人生を代わりに生きることはできません。

それでも、苦しさを一人で抱え込まなくてもよいように、その方の人生に寄り添い続けたいと思っています。

 

少しでも心が軽くなる時間を、一緒に積み重ねていけるように。

その思いを胸に、これからも誠実に診療を続けてまいります。

 

 

監修医師:宮田 明美(みやた あけみ)

名古屋伏見こころクリニック院長。医学博士。お茶の水女子大学心理学専攻卒業、名古屋市立大学医学部卒業。心理学と医学の両面からこころの問題に向き合い、精神科専門医・精神保健指定医・産業医として活動しています。

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